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2016.05.06 (Fri)

Overwatchの面白さと失敗

Overwatchのベータをさんざっぱらやっている。プレイしてすぐに分かったのは非常によくバランスが練られているということだ。期待して予約した人間をコケにするレベルで一部のエリート限定のベータを長期間やっていたおかげで、一見壊れキャラなキャラクターにも必ず対抗策が有り、相手の戦略を崩す、Ultやスキルのクールダウンを判断する読み合いが非常に楽しい。ウィドウメイカー、バスチオンがいればゲンジ、トレイサーで後ろに回って排除、タレットが有るならタンクで近づいて潰す、厄介なゴリラやメイはファラで空中からタコ殴り、忙しくて休む暇のないヒーリング、Ultを重ねて一気に敵を排除、スキルで相手のUltを無効化。スキルとスキルのぶつかり合いはさながらMOBAの集団戦のよう。それがゲーム開始時点から終わりまでずっとなのだから堪らない。とても楽しいゲームである。


【More・・・】

だが、一つだけ失敗している点が有る。緊張感が足りないのだ。例としてデスペナルティの軽さが有る。MOBAなら後半死ぬと、お茶を沸かして飲めるのではないかと思うほど待たされる。CS:GOは死んでしまえば自分はタダの死体、仲間のプレイを眺める以外することがない。E-sportsとして流行っているゲームはどれもミスに対する激しい罰がある。それはゲームプレイの緊張感を生むし、結果として勝利の快感に繋がる。ストレスの貯まるゲームはそれだけ勝った時の快感も凄まじく、中毒性が高い。

だが、Blizzardはそれをカジュアル的視点で見て「新規プレイヤーに良くない」と思ったのだろう。待たせる代わりに「リスポンからオブジェクトまでの移動」をデスペナルティとして設定した。もちろん結果だけ見ればしっかりデスペナルティは課しているので競技レベルで言えば問題ないだろう。だが普通のプレイヤーの視点で見た時に、死んだ時のイライラが少ないということはそれすなわち死んだ時の悔しさ=生きている時の緊張感が少ないということだ。レインボーシックスはその点をよく理解していた。ただ単に階段を登るだけでもあれほど緊張するゲームはない。ゲームデザインに関して言えば、レインボーシックスシージはここ最近で最も素晴らしいマルチプレイヤーだといえるだろう。ただ、レインボーシックスはゲームデザイン以外のすべてを失敗しているのでここでは成功したゲームにはカウントしない(バグが多すぎる、値段が高すぎる、シングルプレイヤーがないという三重苦でPCの人口は2016年現在世界で6000人ほどである)

また、プレイヤ一1人の責任を重くし過ぎないために6vs6にしたというのもまた大きなゲームのデザインミスだ。負けた時「自分のせいで負けた」と思った時の悔しさは「次はもっとうまくやろう」に直結する。最終的にゲームのコミュニティを支えるのは適当に動いているだけで楽しいカジュアル層ではなく、勝ちたいというモチベーションの有るコア層だ。強いプレイヤーが無双するゲームデザインで結構なのだ。

だが、強いプレイヤーが無双する様なゲームに新規プレイヤーは定着するのだろうか?答えは「定着しない」だ。普通に考えて負けるのが楽しいわけがない。強いプレイヤーがずっと無双しているマルチプレイヤーゲームははっきり言ってクソゲーである。

それではなぜ強いプレイヤーが無双できるゲームで問題がないのか?答えは単純で、強いプレイヤーは強いプレイヤー同士でマッチングするのが前提であり、そもそも新規と上級者を同じ場所で遊ばせてどちらも楽しませようとすることが間違いだからだ。

鉄拳の原田さんも言っている「同じくらいの実力の人とやるのが一番楽しい」これが真実であり、それ以外の要素でカジュアル層に配慮する必要は一切ない。カジュアルに媚びるのが最も多く人を集める方法なら、なぜDota2とCS:GOがSteamのトッププレイ人口に君臨し続けているのか?マルチプレイヤーのゲームデザインに対して、もう一度よく考えてもらいたい。同じことを言って6vs6にこだわったTitanfallは死んだ。負けた時の悔しさ、死んだ時のストレスは合って良いのだ。同じ程度の実力の人とマッチングが出来ればそれで問題ない。E-sportsに焦点を当てつつカジュアル層へも配慮するなどという虫の良いデザインは存在しない。 

緊張感がOverwatchには足りない。そして、それがE-sportsではもっとも重要な要素なのだ。Overwatchはそこで失敗してしまった。長いサポートに定評のあるBlizzardでも、ゲームのデザインを根本から変えることはしないだろう。このゲームがE-sportsを牽引するゲームになるとも、CS:GO、Dota2のような巨大なゲームに成長するとも思えない。一瞬でもカジュアル層に売ることで儲けようと言う下心を出したのが運の尽きだろう。

ただ、私は個人的にOverwatchが(Titanfallも)大好きであることを最後に述べておく。Titanfall2のシングルプレイヤーへの期待で胸が膨らみっぱなしであるし、Origins Editionも予約した。もしかしたらBlizzardが大幅なテコ入れを招来するかもしれない。気長に待とう。とりあえず今は早く寝て、明日も楽しくQuick Playをやりたいと思う。おやすみなさい。

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